藤河内渓谷へ行ってきました!
午前9時に家を出て、途中30分ほどお昼を食べたとは言え、現地に着いたのが午後2時という…。ここは昨年、武装メイド隊のお2人と一度来た場所です。
この浸食された岩の美しいこと!
今日は新入りさん2人の歓迎旅行ですw
今回ここを再び訪れたのは、前回見逃していた「観音の滝」を拝むためです。どうやらとても素晴らしい滝の様で、前回逃したことをずっと悔やんでいました。
では早速滝への散策コースへ! ひょー!これは期待できる!
ん? なにか看板に…
『
観音の滝まで60分』
え、まじ…?
10分ほどで着くものだと、すごく軽く考えていたのですが、これは思いつかなかった…。
かかとを留めるタイプとはいえ、サンダル履きで行けるものなのかしら?
まぁ、これまでの経験上、沢に沿って行く場所はそれほどの急勾配なんかは無い様に思いますし、そもそもその為にここまで来たのに流石に諦められませんw よーし、気にせず行こう!
「とっても清々しいですね。」
「おぉ、偉大なる森林の神フォレスティアの息吹を感じる…」
こういうのはたまんないー! 最高だぜ!
明るい陽の光の差し込む渓谷はまさに癒しの空間です。
苔生して滑りそうでした。危ない危ない…。
あぁ、やっぱり夏場は渓谷に限りますね!
しかも響き渡るはヒグラシの声! 超絶癒される!
という具合に、涼しげな心地の良い景色をご紹介しておりますが、地面の方は雨上がりでグチョドロ状態でございまして。足がずっぽり埋まってしまう様なところもありました…。
そしておまけに雲行きまで…。空が急に曇りだし、雷まで聞こえ出しまして。
これはもう引き返した方が… いやいや、折角汗ダルマになりながらここまで来たんだし… 悩みました。うむぅ、一緒の2人もなんだか不安そうだっ。えーい、ここから引き返したところで雨に降られれば同じだ! 前進前進! 滝を見ればずぶ濡れだって報われるさ!
その後、前進を決めた判断は正しく、曇りはしたものの雷の音も消え、雨が降る気配はなくなり、足元は悪いながらも順調に進みました。そして、
1時間15分をかけ、ついに!
観音の滝に到着ー!
すっげええええええ! 最高じゃないか!!!
「すごいね! すごいすごい!」
「大自然の造形神グランアースを称えずにはいられないっ!」
あーほんっと、汗だくになって歩いてきた甲斐があったなぁ!
感動!超感動! 来て良かった!
しかも雲ったのがうまく作用し、滝の上周辺に霞がかかっていまして。
なんとも神秘的な、幽玄な空間を演出してくれました。素晴らしいっ!
滝つぼから流れ行く清水。はぁ〜、ぐっとくるなぁ〜。
「あ、あの、あの…」
?
「那智さん、あ、あの、あ、あし、あし…」
足?
…
ギャー! なんじゃこりゃあぁぁああ!!!
両足先にヒルが8匹ずつくっついてるー!!
うわ、うわ! ヒル、人生初体験! うわ、すげ、きもちわるっ!
『キャー! ぎゃー!』
しかも全然離れない! えええ!? どうやったらとれるんだこれ!?
勢いのいい流れの中に足を入れても、全く動じることなく吸い付いたままっ。
ヒルとはいえあまり殺したくないのですが、これは水の中で力技でこそぎ取るしかないのかな…。
うぅ、ごめんよ…。しかしそれでも中々こそぎとれず、かなり苦戦しました。ヒル、すげぇぜ…。
で、剥ぎ取った後からは血がだらだら。どうやらヒルは特殊能力「血小板無効化スキル」を持っているようで、血が固まらないのだとか。滝つぼ周辺に足を突っ込んで濡らした事もあって、足じゅう血まみれに! 流石にグロいので写真は自粛しますw 友人に「ヒルの集団に襲われるとか、それなんてファンタジー系陵辱エロゲ?」とのお言葉をいただきました(笑) ほんともう、そんな感じですよ!あやうく堕とされるところでした。あーあ、足先はヒルちゃんのキスマークだらけですっ。
山道を歩いている最中、時々チクッとしたものを感じてはいましたが、何か小さい虫が刺したのかなーとか思ってはいましたが、よもや両足で16匹のヒルを抱えて歩き続けていたとは…。滝に到着するまでまったく気付いていませんでした。やっぱりサンダルで山の中はいけないと、改めて反省しました。山の中でサンダル履きはだめ。ちぃ、おぼえた!
さて、観音の滝を堪能してからは、滝への散策道の入り口まで戻りまして、付近のキャンプ場の川原で水遊びです。滝から戻る間に再びヒルちゃんの襲撃を受け、また剥ぎ取るべく苦戦をしましたが…。
テレテテッテテー ブルーベリー!
目的地の滝で冷やして食べようと思って持って行ったのですが、滝があまりにありがたくてそんな雰囲気では無い気分になりまして、結局そのまま持って帰ってきました。しかし来る途中の道の駅で果物を探したら、ブルーベリーの他はスイカだけで、あと全部野菜ってどういうことなのよっ。
とりあえず川の水で冷やして〜♪
その間に2人と水遊びー☆
「気持ちいいね〜」
「川の水は、冷たさが違うよね。」
「あれ、セミだよ!」
「逃げないね。」
涼しげで、実際とても涼しくて、とても気持ちのいい川遊びでした。
他に誰もいませんでしたしねw
「楽しかったねー♪」
「うん。」
「ブルーベリーが冷えましたよー」
「さぁ、この魔界の果実を食らうがいい… フフフ…」
いただきまーす☆
…
まったく味がしねぇ!
水遊びを終えてタウンのエースに戻った時、厨二ちゃんの髪の毛のゴムが切れました。
こんなこともあろうかと用意していたリアル用の髪ゴムで無事対処。なんか変だけどおkおkw
那智はここで気付くべきだったのだ。ゴムが切れた訳を…
渓谷も滝も川遊びも堪能しまして午後5時半に。では帰ろうかー!
来た道をそのまま戻るのではなく、山奥の方へ抜けて帰ろうー。
んー? カーナビが位置を把握しきれないなー。
…
ガッコンガッコン!
ちょ、未舗装のダート!? 大丈夫なのかこれっ!?
なんだかどんどん不安になってくるのですが…。
「うぅ、なんだか怖い…」
「だ、大丈夫、ほら、那智さんとタウンのエースさんを信じよう? ね?」
うぅ、GPSよ、取り敢えず位置把握を早くっ。
おいおいおい、マジかよ…。
ここでGPSがようやく位置を把握っ! ふぅっ。
この道表示されて無いじゃねぇか!!!
だー! これ完全に道を間違えてるー! 今走ってきた道は途中で表示が終わっていました。
これ、この先どこかに抜けられる保障とか無いよ! おそらく途中にあった登山口までがメインの林道だよー!
”ピンポン”
リイン曹長『
道じゃない場所はなんだか怖いです…。早くおうちに帰りましょうよ〜><』
ちょ、リイン曹長! 君がもっと早くGPSで位置把握をしてくれればこんなことには!
PSPカーナビから聞こえるオペレーターのリイン曹長の無責任な言葉には呆れましたね!(笑)
どうやら滝への散策道までに走っていた道の途中、キャンプ場から主要幹線に抜けられるという表示を見たのを、この林道と勘違いした完全に私のミスでした。あそこでちゃんと地図を確認していればなぁ〜。でも走ったことの無かったこの道を進みたかったという欲求が大いにあったのもまた事実でw
とにもかくにも、冷や汗をかきながら進んだ20分は無駄だったのだっ。
ここからUターン!
スリルがあって楽しかったといえば楽しかったですが、雨上がりの不安定な未舗装路は流石に怖さの方が優先しちゃいました(汗) 取り敢えず引き返す際は、ここまでは無事に来れるという保障が確立しましたので、行きより少しは気楽に走れました。それにしてもタウンのエースがとんだマウンテンのエースですよ。ごめんなー。でもこんな道でも乗り切れるお前はやっぱり最高の相棒だぜ!タウンのエースっ!(ガシッ)
「た、助かった〜」「ほっ」 2人には申し訳ないことをしたなぁと…。
そんなこんなで午後7時に藤河内渓谷を抜け出し、主要幹線の国道326号ひたすら北上しー、
別府へー!
貸切家族風呂へー!
最後の未舗装林道といい、今日のお2人にはずいぶんと不安な思いをさせてしまいましたので、
最後はお湯でさっぱり洗い流して許してもらうとw 午後9時に到着し、これから1時間貸切です。
お値段は一番安い1時間1300円のを選びました。例によってコイン式で、新しいお湯を楽しめます。
5分ほどでお湯が溜まり、いざー!
うわぁっち!! なんだこれ!!!
足が煮えるかと思いました! どうやら
69℃の源泉がそのまま出てきていたようです。お湯が出ている間に水もいれなきゃいけなかったのか〜。適温になるまで湯船の外でまた待機。
取り敢えずお2人には先に適温で楽しんでいただきました。
はぁ〜やれやれ、やっと湯船が丁度良くなった〜。
「気持ちがいいね〜。ちょっと恥ずかしいケド…」
「HP/MP ステータス異常が回復した!」
そんなこんなで時間いっぱい、湯船から出たり入ったりしながら、疲れを癒しました。
ヒルちゃんにやられた傷も早く良くなれ〜。
「いろいろあったことはお湯に流しましたー♪」
午後10時、温泉をあとに我が家へ向かうべくタウンのエースを走らせ、途中道の駅で1時間ほど眠ったりしながら、午前1時半、410キロの行程を終え、無事に帰り着きました。うん、なんか色々あったけど、充実した時間を過ごした一日でしたっ!