「あ〜〜〜〜」



「今日で夏休み終わりだなんて〜〜　明日から学校行きたくないよ〜〜」

「まぁまぁ、今年はいつもより２日間多かったんですから。」

「何日あっても、休みが終わるのは同じだよ〜〜」



「学校行きたくないって、あんた、ひょっとして友達いないとかじゃ…」

「ち〜が〜い〜ま〜す〜！　ちゃんとい〜ま〜す〜！」



「でも、学校に行かないと…　女子高生、名乗れない…」



「それなんだよね〜　あーもー　ステータス欄の”女子高生”を
維持するには、やっぱ学校行くしかないかー」

「どんな理由よ！」



「えーそんな訳で、明日から２学期です。新しい学期を迎えるにあたりましてー…」

「この流れ、前にもありましたねｗ」

「もう器楽演奏とかは勘弁してよ。」

「まぁまぁ、今回は大きくなにかしようーって事じゃないですってー。
コホン。私たちって那智南夢軍団の１チームじゃないですか？」

「武装ＪＫ隊…　Waffen-JK Schwadron…　Weiß 3…」

「それそれー、その部隊名。なんかさー、イマイチかわいくないって言うか、
全然私たちの魅力が伝わらない名前じゃないですか？」

「そう？　あんたのこだわる”女子高生”って単語だってちゃんと入ってると思うんだけど…」

「そんな訳で！　新しいチーム名を考えよう会議ー！」

「そういう流れなのね。」

「（ぱちぱちぱち…）」



「なにか決めるのに基準になるような事ってありますか？」

「んー、私たちって全員学校違うじゃない？　訓練とかで集まるのっていつも
放課後だから、”放課後○○”みたいな感じでいこうよー。」

「急に言われても難しいわねぇ。」



「まずは沙弥香からーｗ」

「ん〜、難しいですね…。」



「戦う高校生ですから、放課後…　そうですね、
放課後ハイスクールステゥーデントファイターズとかでしょうか？」

「うわ、センスねー　まんまじゃーん！
てか”ステゥーデント”がイラっとくるよ！そんなのスチューデントでいいんだよ！」

「酷いです＞＜」

「じゃ次、センパーイ」



「放課後ブラッディ・オマハ。」

「ちょ、最悪！　恐怖しか表現できてないじゃないですか！」

「いやー、ついこないだプライベートライアン見たからなんとなくｗ」

「もー適当すぎです！　次、瑞乃っち！」



「放課後…　バトルフィールド…」

「お、あんたなかなかやるじゃない。結構かっこいいかも。」

「あー、ちょっと待ってくださいっ。いい線行ってるんだけどー、なーんか友達に
そんな名前のへっぽこラノベがあるってのを聞いたことあるようなー。」

「あら、それは残念ですね。評判のよくない物の二番煎じというのは、流石に縁起が悪いですね。」

「でもちょっと路線決まったかな？　瑞乃っちのやつの感じので行こう！」

「次は花菜子さんですよ。」



「ふっふっふ、では満を持して！　ｽｩ…放課後ウォータイム！」

「…それ、前にバンド名云々って時に却下したやつでしょ。」

「そんなに気に入ってらっしゃったとは思いませんでした。」

「…　カッコ悪い。」

「なにー！　えー、いいじゃん！　放課後ウォータイム！　野郎ども、戦争の時間だ！的な！？」

「私が言うのもなんだけど、あんた、”私たちの魅力が伝わるようなモノ”が
よかったんじゃないの？　野郎どもって…」

「いっけね☆（ﾍﾟﾛﾘ）」



「放課後…お姉ちゃんと一緒…
放課後…お姉ちゃんと、愉快な仲間たち…」

「ちょ、全然関係ないじゃない！　さっきのバトルフィールドの
センスはどこ行ったのよ！　って放しなさいよっ！」

「完全に興味無くしやがったな〜　おのれ瑞乃っち！」



「んー、でも戦うってのと女子高生云々ってのを組み合わせるのって
やっぱり難しいわよね。あ、放課後アイアンサイトとかどう？」

「”アイアン”がもうゴリラっぽいのでブブーッ。」

「なんでゴリラなのよ…。」



「では先輩と同じ方向で、放課後ライフルスコープとかどうでしょう？」

「あ、ちょっといいかも！」

「スコープって、カレイドスコープとかもあるし、結構いいんじゃない？」



「あー、あとちょっとな感じ！　んーーーー
私の灰色の脳細胞よー、いまこそ活性化のときー！」



「ひーらめーいたーー！！！　完成！！！　これはいける！　完璧！」

「うわ、すごい自信。」

「フフフフ…　新しき我らが部隊名、その名も！」



「放課後ライフルバレット！」

「あら、素敵ですね、語感もいい気がします。」

「うん。」

「ライフルバレット、ね、うん、いいんじゃない？　でもスコープの方がソフトって言うか、
あんたの言う女子高生云々には合ってるような気もするけどね。」

「フッフッフ…　私は気付いたのです。この部隊名でも
十分に女子高生の可愛さを表現できるってことをね！」



「そう、要は表現の仕方次第！」

「？」

「さぁ、これぞ我れらが正式なチーム名！」


放課後

らいふる☆Bullet！


「…」

「ほら、みんな一人ずつ名前言って！」


「え、み、美希です。」


「瑞乃です…」


「沙弥香です♪」


「花菜子です！」





『らいふる☆Bulletです！』








「かーんぺーきだーｗｗｗ　アイドルみたーいｗｗｗ」

…



「…ないねｗ」

「ないですねｗ」

「あー楽しかった！　明日から学校、がんばろーっと☆」



おまけ





みんなの大好きな

武装ＪＫ隊がゲームになったよ！





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