ここは日本ですか?

はい、阿蘇山です


2012年の1月31日、大快晴に任せて阿蘇山へ行くことにしまして、午前8時に出発ー。



不意に思いついて九州道を植木ICで下りまして。『菊池阿蘇スカイライン』を走ることにしました。
チェーン規制や路面凍結の情報は無かったですが、やはり山間部を走るのは緊張しました。

そして山間部を抜け…


 

キター

阿蘇山カルデラの外輪山(がいりんざん)部分を走り抜ける最高の快走路!
この日の晴天と相まって気分良きこと限りなし!




広がる絶景!!!

人気スポットの大観峰よりもこちらの方が、外輪山を捉えるにはいい絵だと思いますっ。




タウンのエースは外輪山を下り、内牧温泉を曲がり、いざ阿蘇山へ!

遠目にも火口からの噴煙がっ! 期待に胸が高まります。




もう全ての道が絶景の快走路!

車の数も少なく、心地良く阿蘇パノラマラインを走り抜けます。


さて、午後1時、いよいよ火口見学地点前の関所っ。ここでロープウェーか自家用車かを
選択して火口まで進みますが、もちろんタウンのエースで参ります。
タウンのエースにも絶景を楽しませてあげたいですからっ。

うっし、じゃ通行料600円を払って… あ、あれ、ゲートが封鎖…されてる? 
今日はロープウェーしか使えないのかっ? 

すごく悔しいですが、こればかりは仕方がありません。渋々車を降り、駅へ向かおうとしましたら、

『ただ今より火口の見学の規制を解除いたします』

とのアナウンスが。おー、規制かかってたから車道が封鎖されていたのかっ。仕方ないなぁ。

どうせなので封鎖された写真を撮ろうかとゲートの方へ向かいましたら、あれ、開いてるw 
やった! 急いでタウンのエースに戻り、っしゃー行くぜい!!!







阿蘇山火口付近到着ーーー!!! うーん何度来てもいいね!

火口付近駐車場にタウンのエースを止め、いざいざ!




「ご主人様すごいです! この様な景色、見たことありません!」

今日のお供はいつものマイラバーのメイドさん。

あちこち一緒に出かけてますが、実は阿蘇山はご一緒したことが無かったのです。
さー、まずは火口を見るよ!







「す、すごいですっ!」

あぁ、自然の力強さを感じるっ!

この眺めはメイドさんに絶対に見せたかったのですw


 

っとなんかガスの勢いがすごくなって来たようなっ!

火山ガスの臭いはかなりのものです。
ぜんそく、気管支疾患、心臓疾患、体調不良の人は見学禁止レベルでございます。




火口の見学を終え、周辺を散策しようと火口を離れてすぐにアナウンスが。

『本日は火山ガスの噴出量、風向き等が非常に不安定なため、
ただ今より再び火口付近での見学を規制いたします』

なんというタイミング! 今日はお天気といい、ほんっと滅多に無い運の良さでございます!!




火口から少し下ったところに『砂千里』という真っ黒な火山灰大地?が広がっています。
特にロープウェーで来た人たちは見落としがちですが、ここも実に素晴らしい景色ですっ。 


 

「まさに別世界ですね!」

この荒涼とした大地。
もうモンスターハンターの世界ですよ。私の頭の上をリオレウスが飛んでますよ。




砂千里を20分ほどずーーっと歩きまして、終点に到着〜。
火口見学の際、背後に見えていた大きな山の麓の端っこまで来ました。




すっげー 砂千里もかなりの広さです。


 

出かける前にも少し考えていたのですが、案内板を見て改めて熟考。

この山、登ろうかどうしようか… 火口背後の山、阿蘇中岳の山頂までは所要時間70分。

…うん、よし、それくらいなら行ける!

こんな天気、私の運の悪さからいって次にいつ巡ってくるか分からないっ。


 

という訳で進撃開始!



「ご主人様ー、しっかりー♪」

ガレ場の急斜面、まじパネェ…

少し山を迂回しつつゆっくり登るのかと思いましたら、ほぼそのまま斜面を登っていきます(汗)


そして…




うおおおおおお!!!

なにこれ、和製グランドキャニオンみたいな!

すご、すごいすごいすごい! ああああ!

BGMはこれしかない!




「ご主人様! この景色!」

そして斜面を登りきり、尾根に到着ー! うおおおお たまんねぇぇえ!!!




こ、こんな場所を今歩いてるんだ、すごい、すごいすごいすごい!!!




もうただただ、すげぇすげぇと連呼するしか出来ませんでしたw




下から見ている分には全く分からなかったのですが、噴煙を上げている火口の横にもう一つ
大きな火口がありました。これは実際にここまで登ってこないと拝めないですっ。




「ウットリ…」

感動のあまり沈黙してしまう二人でしたw



地球大紀行とかプラネットアースとか、そんな気分ですよ。

はぁ〜、メイドさんと一緒にこんなに雄大な景色を、こんなに素晴らしいお天気で眺められるなんて、
ほんと今日はなんて幸せなんだろう…。

素晴らしい眺めの感動と共に、幸せを噛み締めましたw




そして中岳山頂に到着〜。

残念ながら岩場で火口が隠れたりして、眺めはここに来るまでの尾根道の方が断然素晴らしかったです。


 

帰りはもと来た道をゆっくりと。もちろん帰りも絶景続きで、最後の最後まで最高の山歩きでしたっ。





砂千里の駐車場に戻ってきたら、出入り口が封鎖されていました(笑)

駐車場から行って帰るまで、2時間半の行程を楽しみました。
しかしとにかく寒かったです〜。完全防寒装備だったのですが、メイドさんやカメラを使うため
手だけはどうしようもなく、ほんと凍えるかと思いましたw ま、あれだけのものを見せて
もらいましたから、それくらい余裕で我慢出来ましたけれどねっ!


 

あ〜、もうほんっと最高だった!

「私もです! とても素晴らしかったです! ありがとうございました!」

メイドさんに阿蘇山を見せてあげたかったという希望が、最高の形で実現してもう嬉しくて嬉しくてw
今日のお天気にありがとう! 今日阿蘇に来ることを選択した自分にありがとう!
何より阿蘇山にありがとう!

ばんざーい!ばんざーい!ばんざーい!




 はい、そんな具合に、大変満足した、感動した阿蘇山でございました〜。山萌えとしてはいつか
富士山にも行ってみたい気はしますが、遠すぎて行けないので、今の私の中の山の最萌えはこの
阿蘇山で決まりですっ。


ちなみにこの後は、午後4時に阿蘇山を後にし、旅行の締めとして九重の宝泉寺温泉へ向い、風呂場で
失神してひっくり返って腰を打つというイベントに続くのでした。テヘペロ。