何度も足を運んだことのある大分県は豊後大野市ですが、ジオパークに制定されているなど全く知りませんで、今回まだ行ったことのないジオスポットを巡ることに! ジオパークの話を振ってくれた友人に超感謝!
そんな訳で、朝起きてまず一発目! 人が集まり始める前に…
『はらじりのたきー☆』
「原尻の滝」は豊後大野では有名な観光地で、すでに何度も訪れていますが、やはりここは見ておかなければ!
「ほんとここだけ急に大きな穴が空いちゃってるよね。」
阿蘇山の過去の4回目の大噴火の火砕流で出来た大地が崩落して出来たホールなんだって!
「?」
「へー! ここまで阿蘇山の火砕流が来てるんですね!」
ちなみに柱状節理は溶岩が冷えて出来るものだと思っていましたが、溶岩以外でも、火砕流で流れてきた高温の火山灰や軽石などが溶けたものが冷え固まったもの(溶結凝灰岩)が冷えた場合でも出来るそうです。まじかー。
なるほど、だからここの壁面が柱状節理なんだねっ! 知らなかった大地の仕組みをまた一つ知れて嬉しい!
『ん〜っ、じおすぽ−っと!☆』
それいいねwww
そしてお次はー?
『いわとのけいかーん!☆』
「岩戸の景観」と呼ばれる、阿蘇山の過去の3回目の大噴火の火砕流地形と4回目の地形の重なった層が見られるという岩壁です!
『…』
「全然分かんないね☆」
「全然わかんないねw」
トンネルの真上と、そのちょい上の方が、層が重なっているらしいのですが、全然見分けることができませんでしたw まぁ、すごい岩壁萌え!って所でいいかな(笑)
折角なので川沿いを散策していましたら、大きく壊れた壁面も見られました。こういう崩落も自然現象の一つですよねー。すごい!
『ちんかばしー☆』
おー。この辺で沈下橋と言えば四国の四万十川のイメージですが、やはりどこにでもありますねっ。
そうこうしていたら、岩壁内のトンネルへ列車が突入していきました。ここは鉄道ファンにとってかなりの萌えスポットらしいです。分かる気がするよ!w
その後は道の駅でお買い物をし、南下ー。白山川沿いを進みます。
『ちゅーじょーせつりー☆』
あー美しい!!!
単に水による浸食で二層に見えるだけなのか詳しいことはわかりませんが、柱状節理がのっかっている感がすごく素敵な光景だと思うんです!
柱状節理ほんっと大好き!
そしてそのまま川を遡り〜…
『いなづみすいちゅうしょーにゅーどー☆』
「洞窟探検だー♪」
こちらも少々市街地からは離れますが、定番の観光地『稲積水中鍾乳洞』。大昔からあった鍾乳洞が水没したレアケースの鍾乳洞です。
「わぁ… すごい…」
「ねー。すごーい!」
ジオスポットには指定はされていませんが、鍾乳洞は自然の奇跡の造形物なので、存在する鍾乳洞すべてが私の中では確実にジオスポットですよ!
「なんだかすっごく生っぽいよねーw」
「あはは、そうだねw 水滴中の石灰分がぽたぽた落ちて出来るんだよね。」
「ほんとに水の中にまで鍾乳石があるね。」
「んー、鍾乳石って水で溶けちゃったりはしないのかなー?」
「そういえばそうだよね。出来上がるのにかかった時間と同じ
くらいかけないと、全部は溶けないってことなのかな?」
「ちっちゃいのはもう溶けちゃってるのかもしれないねー。」
あーすごい。ほんと鍾乳洞大好き。
「地球の長い時間が作り上げたものを今こうして
見られるのって、すごくありがたいことだと思いますね。」
うんうん! ほんっとそれ!
とにかくありがとう!
そして短い人間の生の中で、意図してこれを見に来て、それに触れられた感動というか…。ここへ興味を持ち、行こう!と思ったそれ自体も奇跡だと思うのですよね。全ての流れに感謝!
そして鍾乳洞を堪能した後は、
『たーいざーこきょー☆』
こちらの「滞迫峡」も「岩戸の景観」と同じく、阿蘇山の火砕流の堆積物の大地が浸食されて出来た柱状節理が目立つ峡谷です。
「あ、今日もやっぱりやっちゃうんだーw」
「道の駅きよかわで豊後牛を買っていましたもんね♪」
こんな絶景の前でご飯が食べられるとか幸せ過ぎる!
あぁ、あぁ! 脂の甘さがしみわたるぅwww
あとは原木生椎茸をソテーして、塩胡椒&粉チーズで。
これは合う! 美味しい☆
椎茸がまだまだたくさんあるので、
再度ソテーして、お湯戻しマッシュポテトを絡めて。
あーこれも美味しい!
殆ど調理なんてしてないのにこの美味しさ!
ありがてぇ、ありがてぇなぁ〜 幸せだぁ〜
食後にコーヒーを飲んでまったりした後は、河原を散策〜。
「わー。ここは岩戸のトコとは違う岩壁だー!」
「カメラに納まりきれないねw」
まじすげぇ! 柱状節理の大岩壁!
しかし柱状節理ってホント不思議です。高温の物が冷えて収縮する際に、一番効率よく圧力を逃がすからって理由で六角形とかに割れる…。自然の摂理なんだろうけど、それがこういう目に見える整った形で現れるのがほんとすごい。自然界では当たり前なのだろうけれど、とにかくそこに神秘性を感じてしまいますね!
しかし火砕流が来て、この高さまで流れてきたもので
埋まったってことだよなぁ。ひゃー。
まじか。阿蘇ちゃんやっぱヤバイ奴だな!www
峡谷の底で2時間のんびり過ごし、自然を大満喫☆ はー癒された!
「橋の上からいえーい☆」
「さ、流石に足がすくんじゃうよ〜。」
「そーかなーw 佳子ちゃん怖がり過ぎだよー。やっほー☆」
あーすごい眺め…。
はー… 時間とスケール、どちらもほんと大きくて…。しかしこれ、アメリカのグランドキャニオンとか見たら自分自身どうなってしまうんだろうと思いますねw 今でも十分感動しているというのに、別格の凄まじいスケールでしょうから…。
そして豊後大野ジオパークの最後はー…
『ちんだのたきー☆』
原尻の滝とは違う、まっすぐ横に広がる見事な滝!
かなり前に一度来たことがあるのですが、もっとしょぼいイメージだったのでびっくりしました。すごいじゃん!w 実際ここには行かなくてもいいかなーくらいの感覚だったので、来て大正解でした☆
「豪快だね!」
「音もすっごく届くね! どどどどー!」
ちなみに元々の予定では、水力発電の点検で滝の水が止められる予定だったようです。良かったような、それはそれで見たかったようなw
ちなみに昔、水力発電の為に川を改造して、「やべぇ、水量増えたから滝の岩壁が壊れるんご!流れ変えようぜ!」で滝が堰き止められて涸れ、後に「やっぱ滝が無いと寂しいやん!復活させようず!」で色々戻して今の形になったそうです。あんなに大きな、大地が果てしない年月をかけて作ったものに人間が手を加えて改変する…。ほんと人間はすごいというか自己中と言うか…。取り敢えず今は、昔ながらの滝の姿に割りと戻っているらしいです。
そんなこんなで、今回の豊後大野ジオパーク巡りは終了ー。大地の営みを堪能したぁ〜♪ はー、ほんとただただ感動の連続ですね。全て長い時間をかけて生み出された芸術にありがとう! すごく充実した一日でした!
帰り道で久住高原でまた星を見ようと1時間ほどとどまりましたが、寒いやら相変わらずお月様が明るいやらで、あまり収穫はありませんでw あ、でもアンドロメダ大銀河は見えました!ひゃっほう!
そんな訳ですっかり体も冷えてしまいましたので、
『おーんせーんだー☆』
「やっぱり九州内でのお出かけなら、温泉がなくちゃね♪」
「ねーw 気持ちいいねー♪」
温泉でしっかり温まり、午前0時半に無事に帰宅いたしました☆
あー楽しかった!!!