6・7 例によって仕事を終えた足で出発し、中国道の新見IC付近のSAでお泊り。 翌朝午前6時半に行動開始です! まず向かいましたのは、日桃竢燗穴神社です。 これが全然見つけられず、延々と周囲をさまよいました。 周辺集落の方々に、明らかに不審な車扱いされただろうなぁ…。 お参りを済ませ、さーてここからが本番! 神社の裏手の谷底に、この神社のご神体というか、聖域となっている 日桃竢燗穴(ひめさかかなちあな)という洞窟があります。 洞窟に向かって神社が建っているというのは、5月に行った大分県の穴森神社と同じ仕様です。さーてどんな洞窟なのかっ!と期待しつつも、洞窟へ向かう山道の看板に緊張を強いられます。
実際洞窟の最奥の地底湖で行方不明になっていたり、そもそも観光用ではないので照明が一切設置されていないなど、危険極まりない仕様である事は事前に確認していましたので、あくまでも入り口まで。聖域の入り口を拝むところまでが今回の目的であります。 では気を引き締めて、いざ日桃竢燗穴へ! … 迷った… どこだよここ! どこにも洞窟なんて無いよ!? 神様に拒絶されている!? ひょっとして今神隠しにあってる最中!? 「あの、流石に元来た道を戻りませんか…?」 そ、そうだね、それが一番確実だね…。 戻れなかったりして…ゴクリ … 戻れた! 「看板の後ろに別の道がありましたよ。」 「幸先悪いです。」 ぐぬぬ、なんだか嫌な感じだぜ… それに谷底へ降りて登って、なんかもうすでに疲れちゃったよ… しかしこれで諦めるわけにはいきません! 神よ、ご無礼仕る! 拝むことこそ本意にてありければ、導きたまわんことを御願い奉るーっ!
今回はメイド隊のグレーティアさんと楓さんのペアにご同行をいただきました。
グレーティアさんがすっごく不安そうな顔してる…。申し訳ない〜。 では改めて正解のルートを谷底まで下ります。 これまたなかなか距離があります… 谷底に着くと、そこには巨大な岩山がそびえ立っていました。 今度こそあってる? 案内板発見! ここで間違いない! よーし、ではいざ日桃竢燗穴へー! 「あ、あの、こ、ここに入るのですか…」 「なんだか不気味です。」 高さ15m、幅7mの巨大な洞窟が待ち構えていました。 こ、これは…すごい… 写真の上の方が白くなっているのは、洞窟から流れ出る冷気です。 この冷気は即ち霊気ですよ。 雨上がりという雰囲気も相まってか、ものすごい威圧感と神秘性… 開口部は広いホールになっていました。 おぉ… そしてこの先が1600mも続く、闇の世界への入り口です。 黄泉の穴、黄泉比良坂… そんな言葉が即座にに浮かんできました。 この暗闇の先は神の世界。または人ならざるものの住まう地。 人が立ち入ってはいけない場所… 何と言いましょうか、魂でそれを感じてしまうと言うか、やはりこの闇にはそういった特別な感情を抱かせてしまう何かがあるのだと思います。この闇の先にに向かってお参りをしました。 「あの、ちょっと怖かったですね…」 「はい、探検気分で入ってはいけない気がしました。」 だね…。流石は聖域です。とにかく場の空気がすさまじかったです。 霊感があるとか無いとかではなく、これは日本人として誰でもが持っている感覚だと思います。自然への畏怖とでも申しましょうか、そういった忘れてしまっているものを呼び覚ましてくれるような、そんな特別な場所でしたっ。来て大正解でした! ちなみに。 この旅行の後、左腕に厚さが1センチにはなろうかと言うかなりの大きさの水泡が現われ、病院に行きました。処置をしてもらいましたが、今現在も2センチ角の跡がしっかりと残ってしまい、消えそうにありません。これが神域に立ち入った代償だと言うのか…。 いや、まてよ。これは…神の印なのかもしれない。クックック、この那智南夢、神に見初められたということなのか? あはははは! これは素晴らしい! 我こそ選ばれし者! アーッハッハッハッハーーー!!! さてさて、日桃竢燗穴を後に向かいましたは、井倉峡にあります「井倉洞」! また洞窟かよ! 今度はちゃんとした観光鍾乳洞ですのでご安心をーw 「ホッ」 「私は鍾乳洞は初めてなので楽しみです。」 今までにいくつかの鍾乳洞を見学してきましたが、さてさてここはどんな感じかなー?
見学は3人なのに、なぜか1人分の入場料1000円だけでいいという世間様の感覚に感謝しつつ、いざいざー! ザッザッザッ
「なるほど、観光用とはこういうことですか。明るく、足場も良いです。」 「先ほどの日桃竢燗穴も、あの暗闇の先はこんな感じなのかもしれませんね。」 恐らくこの先、色々な形の鍾乳石がたくさん出てくると思うよー。 楓さんお楽しみに! もちろんわたくしもワクワク全開ですw っと、いっきなりきたぁぁぁあああ!!! おおおお!!!! これはすごい!!! すっげええええええ!!! 「これが鍾乳洞なのですね。圧巻です。」 「これが自然の造形物なのですから、感動してしまいますね。」 のっけからこれとは、井倉洞超レベル高い!!! これはこの先楽しみすぎる! 他の鍾乳洞と同じく、洞内には水がいたる所で流れています。 「鍾乳洞はまさに自然の芸術なのですね。」 「それも気の遠くなるような地球時間で作られた作品ですよね。」 「大切にしましょう、という事でよいのでしょうか。」 「クスクスw」 うひょー! 見所満載ー!!! うわ、石灰岩なのにすごく生っぽい見た目! 「演出も凝っています。」 「神秘的できれいですね♪」 「黒い会議ですか。歌織さんが考えたような名称です。」 ほんともう、息を呑む素晴らしさ! すごい、すごすぎるー! 「すごく良かったです。」 「私も以前見た鍾乳洞と全然違う雰囲気で、とても新鮮で感動しました。」 やっぱりどこの鍾乳洞も最高だわ〜。 全長1200mの鍾乳洞を、1時間ほどかけて満喫いたしました。ほんっと素晴らしかった! 鍾乳洞が初めての楓さんも、その魅力を存分に堪能したことと思います。井倉洞、訪れて大正解でした☆ 井倉洞を後に向かいましたは、銅山の町として栄えた吹屋の集落です。 那智さん一行にしては珍しく人工物な観光地です。 山間の集落にもかかわらず、立ち並ぶ立派な家々が 当時の繁栄を物語っているそうです。なるほどなぁ。 ベンガラという赤色塗料の名産地だったそうです。 その色を使った町並みがすごく風情があります。 「味があります。」 「木造建築はやっぱり温かみがありますね。」 「バスが来ました。」 これはなんと見事な演出! 吹屋集落を散策していましたら、”旧吹屋小学校”に辿り着きました。 「明治時代に立てられた、日本最古の現存木造校舎だそうですよ!」 「すごいです。」 ん〜渋いな〜っ! まさに「のんのんびより」な校舎ですw 正面のドアガラスから中を拝見〜。 「こういう場所でお勉強してみたいですね♪」 「でも冬はすごく寒そうです。」 その後も3人でのんびりと散策。癒されたーw お、いい絵いただきました☆ こういう観光地もたまにはいいですねw 午後1時半、吹屋集落を後にしました。 その後は次の目的地へ向かうべく移動〜。 この県道素敵杉ワロタw 結構な距離をこんな感じで走り続けましたw 今回の旅行の最後のスポットは、県境を越えて広島県。 ”上原谷石灰巨大礫”です! うひゃー! この岩山がまるごと一つの石灰岩の塊なのだそうです。上の方の石灰岩山が崩落して、転がってきたんじゃないか?という話だそうです。すごいスケールだなぁ。
洞窟とまではいきませんが、洞穴がっ。そしてそこに神社っ! 岩陰や洞穴で行われていたと言う、原始宗教そのままですね〜。 しかしここに入るのはちょっと怖かったり。崩れたりしないよ…ね? そして3人でお参りー。 今日は色々な素敵なものを見る事が出来ました。ありがとうございましたっ! ということで、岡山(+広島)旅行は終了ですっ。今回は食べ物関係が完全にノータッチでしたので、帰りの高速のPAで広島風お好み焼きを食べましたw しかし今回訪れるまで岡山が洞窟&鍾乳洞王国だなんて全く知りませんでした。ほんとすごいなぁ〜。まだ見ていない場所があちこちありますので、また来る理由がしっかり出来たなと嬉しくなりました☆ 今回の旅行も楽しかった! まるっ! |