11・4


 



今回の第1目的地は、九州道の八代IC〜人吉IC間に位置する山間エリアです。

九州道のこの区間は山中を23本のトンネルを使って貫くのですが、いつも夜中にここを通る際、高架下の谷間の暗闇に街灯がひっそりと見え、こんな所に人が住んでいるのか〜と、是非いつかその集落を直接見てみたいと思っていました。

この九州道と併走する形で山間部を走る県道17号は、八代側と人吉側で完全に道が途切れていて繋がっていないという、まさに地元住民と高速道路会社だけの道でありますw 今回は北から進入し、途切れている所まで進みます。ちなみに九州道と対になるメインの国道219号は完全にこの山間部を迂回します。






結果から言えば、予想以上に家屋が多く、結構な規模の集落で驚きました。
すごいなぁ、一体どういうことなんだろうw


そしてそのメインの集落から更に2、3キロほどひたすら山道を登った先に、また別の小さな集落がかなり距離を置いて2箇所。こここそ、ホントなんでこんな所に!?と驚愕でした。




そしてそんな山の上に、「日光の棚田」と観光アピールがされた棚田がっ。まじすげぇ〜と感心していましたら、駐車場らしき極小スペースを通り過ぎてしまいました。するともう転回が可能な場所など皆無www この先にもうちょと広い駐車場が…とか期待しましたが、在りませんでした。くそー、早々にバックで引き返せばよかったか〜。本当にチラ見で終わってしまいました(笑) 



走った順序は前後しますが、県道17号の最終地点にも行きました。



ここが地図に出ている最終ポイントですが、実際まだ先に道が続いていまして、
この先は左右に分岐しています。


地図にもカーナビにも道は載っていませんが、ツーリングマップルには載っています。分岐を左に行けば、山中を抜けて東方の五木村へ抜けることが出来るようです。と言う訳で、行ってみよー! ゴーゴー!




左折して100mほど進むと、おや、路面の様子が…?




残念でした〜。

いや、正直封鎖されてて助かりました。これなら絶対に変な気は起こしませんからw




そして分岐の右は、ツーリングマップルにも載っていない道で、こちらは砂防堤の工事関係道路のようでした。途中で木の枝に道が塞がれていたので、車を降りて先を見に行きましたら、50mほどで行き止まりでした。

と言う訳で、ここは素直に来た道を戻るという選択肢のみになりましたw





そして引き返す途中、あ、この道は!




九州道を走る際にいつも気になっていた、九州道に張り付いて
山肌をうねうね走る県道17号とは別の一般道に入れました。




どうやら高速道路の建設整備用として作られたようですが、
フツーに走ることが出来まして、これにはちょっと感激しましたw




イエーイwww九州道さんチェーッスwww




「本当にこんなのが楽しいの? 分からないわね…」

ですよねーw マジごめんwww

そんなこんなで、午前9時から午前10時45分辺りまで、集落をぐるぐると走り回りましたっ。


さて、九州道に沿うように伸びた県道17号の周辺の散策を終え、お次は坂本町から五木村へ山中峠道を突っ切って向かうことに。




抜けるのは県道259号から県道25号への、@〜Aの区間です。


ちなみに四角で囲った部分は地図に道路が表示されていませんが、ちゃんとした舗装道路が走っていましたw 抜けられることは確認済みでしたが、道路状態までは見ていなかったので、ほっとしました。




県道259号へ進入後しばらくは、川沿いに集落を抜けて進みます。




そして山間部!
っべぇw さいっこうの道だわwww

途中で大きな滝「走水の滝」の付近と思しき場所を通ったのですが、1台分の駐車スペースから滝までが結構歩かなければいけない様でしたので、今回は断念。山奥の大滝とかほんとロマンですなー。




んーっ、この山深さがたまらないっ!




このくねくね道w


そうこうしていましたら…





はぁぁああああ!?




こ、ここまで来てどうしろっていうんだ!!!

これはまた毎度毎度のことですがっ。くっそー、いつもの事だからちゃんと調べておかなければいけなかったのになぁ。ここでタウンのエースを降りて看板を確認しに行きましたら、流石に迂回路が設定されていました。ふー、あぶねぇあぶねぇ。元来た道から180度ターンをすると、迂回路がありました。




でもこれ、すごいダート林道…

ガッコンガッコンガッコン

うがっ!わだちでタウンのエースの腹をこすったよ! ガリガリガリー! ギャー!




迂回路はこんな具合でした。


カーナビには一部の道が表示されず、また林道のため路線標識も無く…。
ツーリングマップルにも一部林道はのっていなくて、地図では県道259号に接続する道は無いという…。いやいやそんなはずはありません。多分。迂回路って書いてあったんだし…。

カーナビで現在位置と進行方角を確認しつつ、接続場所へ向かうべく、道の表示の無い地図上を走ります。間違えないように慎重にっ。




ん!!?? 林道を抜けると集落が!?

す、すげぇ… ほんともう、何でこんな所に!? そしてどうやって生活してるんだっ!?




集落を抜けて、再び林道へ。

ちょ、迂回路の表示が無いんだけど、どっちだこれ! ?

ここでも改めて地図とにらめっこ。一旦直進しましたが、20mほど進んだ所で、やっぱ違う気がする!とバック。どう見てもハズレっぽい左側の林道へ。




しばらくは半信半疑でしたが、どうやら正解だったようです。
さっきの分岐を直進した先はダムへと繋がっていたようです。




だから迂回路こっちって表示出しておいてくれよ…
不安で仕方が無いっ!




その後は比較的フラットなダート林道に。


フラットとはいえ、過去にダート林道でのパンクを経験していますから、どうにも心配になります。しかも更に分岐があったりして、これも例によってどちらが迂回路なのか何も書いていない…。ほんと林道はスリル満点ですね!嫌な汗をかくという意味において!

あと途中で、林業関係のショベルカーが道を塞いだままお昼休みをしている場所に突っ込んでしまって移動してもらったり。ほんと余所者がすいません…。あちらさんも『なんでこんな所にタウンのエースが… は?北九州ナンバー?』ってなったと思います(苦笑)




きれいそうに見えてもやはりダートはダート。ガッコンガッコン跳ねながら進みます。


友人に「え、こんな林道とか超普通じゃん」と言われました。道の真ん中に雨水の流れた大きな溝があったりする様な、本当にあばばばばってなる場所は写真を撮る余裕なんてなかったんだよ!(笑) 




そしてなんとか無事に県道259号に復帰〜。
ひゃー緊張した!



あ!今急に思い出した!!!


あの全面通行止めの看板に、ちゃんと迂回路の地図が描いてあったじゃないか!
写真に撮ったんだから、あれをカメラで確認して、それを参考に行けばよかったんだよ!




あーもー何やってんだよ〜 ほんっと抜けてるな〜


…ん?


ちょっと待てよ、この迂回路…




工事してて通行止めだったぞ!!!


迂回路が通行止めってなんだよそれ!
それなら更に迂回路をちゃんと指示しておいてくれよ!

誰も通らないし、まいっかwってレベルの対応だったんですよこれ絶対〜
ほんともう、えらい目に合いました! ネタにはなって大満足でしたけどね!


その後は県道25号に接続し、そこから今度はしっかりした
舗装林道に入り、県道247号の子別れ峠へ〜。




子別れ峠周辺の眺めは素晴らしかったです☆




はぁ〜、これだから山中路はやめられないぜ!





あれ、美希&瑞乃姉妹が一緒だったはずなのに、ここまで殆ど彼女たちの写真が…




朝からお昼にかけては完全な山中ドライブでしたが、午後からは絶景ドライブに
きれいに切り替わりましてw 初走行の阿蘇の南外輪山を横断ですっ。




うっわーなにこの素晴らしい眺め!
雲ひとつ無い真っ青な空! こんなの滅多に無いよ! うっひょー!




そして南側から見る阿蘇山!
あぁ!絶景ぃぃぃぃいい!!!




「やっとまともな景色が拝めたわ。」

「おねーちゃんと見れて… うれしい…」


今日は散々なドライブへのお付き合いを強いていましたら、これでなんとかお許しをw

とにかくこの景色の拝める道路は、何度も車を降りて撮影というのを繰り返しておりました。家に帰って確認しましたらどれも同じ様な写真ばかりでしたが(笑) もう撮らずにはいられなかったのですよ☆

南外輪山を下って南阿蘇の市街地へ入りまして、まだ午後5時くらいではありましたが、お昼ご飯をろくに食べていなかったのもあって、早めの夕食にー。以前大満足だった炭火焼肉のお店で贅沢をしました。


 そして夕食後、さてここからどう行こうかなーと車を流していましたら、




夕日で阿蘇山が赤くなってる!!!
こーれはまた良いもの見れた!




それならばっ!




急いで登れー!




とうちゃくっ! 阿蘇山火口の一歩手前!

しっかり茜色に染まる山を堪能いたしました☆
お月様も演出に一役買ってくれましたw

火口見学へ向かうロープウェイの下駅までが、接近可能限界でございます。これから先は、8月末から規制がかけられて近付けません。この日、11月4日はまだ火口から昇る煙は白い通常のものでした。よもや一ヶ月もしないうちにこれが黒煙を上げて噴火するとは思いもしませんでしたねw 今回の規制のタイミングは本当にお見事としか言いようが無いですねっ。拍手!




「おねーちゃん、すごいね… 火山…」
「うん、そうね。地球の鼓動が…って、だからくっつきすぎ!」


ここから先に進めないのが本当に残念です。
活動が収束したら、阿蘇山の頂上まで登って、火口を上から眺めたいですw


 さて、阿蘇山も堪能し、午後6時からあとは帰るだけ〜。と、ふと帰りがけに立ち寄る場所を思いつきました。




小国町は下城!

闇の中に輝くのはー?




ライトアップされた大イチョウ!

うーん圧巻!




「金色…」

「ね。なかなかロマンチックじゃないの。」




何年か前にライトアップには訪れたことはありますが、やはり変わらずの美しさ!




「おねーちゃんと見れて… うれしい… おねーちゃんは?」

「はいはい。私も嬉しいってば。」


いやー、これはホント見応え十分だなー。散り始めでもあったのか、地面が金色の葉っぱで覆われていてこれまたきれいでした。うんうん、立ち寄って大正解だったぜ! このライトアップを思い出した自分に拍手ー☆ 


 山間部で夜にお花見をして体がすっかり冷えてしまいましたらば、




温泉でございます!

平日割り引きということで、家族風呂が60分1000円! 素晴らしい!
24時間営業なのもホントありがたいですw




「へー、柚子風呂なのね。いいじゃない。」

「おねーちゃん、柚子、好きなの…?」




それー☆




ふぃ〜 あ〜癒される〜♪

「おねーちゃんの為に… 柚子の香りを… 染み込ませる…」

「何もそこまで…。」




「午前中は最悪に近かったけど、午後から一気に良くなったわよね。」

「おねーちゃんと一緒なら… どこでも幸せ…」

「言うと思った…。でもま、私もあんた同じでもいっかな。」

「おねーちゃん… 大好き…v」


はいーということで、〆は温泉でございました。あぁ、最高だったな〜。まぁ、これから3時間半程かけて家まで帰ったのですけれどね!


 しかし、ほんっと午前と午後でがらりと変化した、午前は冒険、午後は観光といった感じの、一粒で二度美味しいお出かけでございました☆