今回のお出かけの第一目標は、山口県美祢付近の「万倉の大岩郷」

大岩がゴロゴロと川の様になっている謎の地形です。

昨年の夏に広島へ行った際にも「岩海」という名で見たことがありますが、
最近すぐ近くにあることを知って、それならば是非見ておかねばと。



だー！　公園整備工事中かよー！！！

何ということでしょう…　遠目に大岩が見えるのに近付けないなんて〜
こればかりは仕方がありません。

なので、すぐ近くの「吉部の大岩郷」へ変更ですっ



その途中の峠道

お、「塞の神」っ
民俗学好きにはこういうのはたまりませんｗ

峠や境界に祀り、悪疫の侵入を防ぐ信仰です。



『天津祝詞之太祝詞事以祓申清奏』

天津祝詞の太祝詞事以ちて祓い申し清め奏す、かな？
この地点をステキな祝詞でお祓いしてお清めしましたってとこかしら。


そしてその横の方に目をやると…




！！？？

これは行ってみなければなりませんよ！！！



明るい竹林大好き〜ｗ　癒されるなぁ〜

風が吹くと、サラサラと鳴る葉の音が心地よいです。



竹林に入ってすぐに到着！　首切地蔵！！



…？？？

う、うーん、別にこれは地蔵じゃなくね？（汗）

まぁ、気持ちは分からないでもないですがｗ　彫刻の後やサンスクリットなどもなく、上の部分がスパッと切れたような感じになっている石、かなー。
しかしこういう石に何か神性や霊的なものを感じる心こそが、日本人が太古から現在まで魂の中に持つ感覚なのですよね。私の自然物好きも、自然崇拝、自然信仰と同じなのかなと思いますｗ　この首切地蔵も、一つの信仰として大事にして欲しいですね。手を合わせてこの地を後にしました。

首切地蔵をあとに、雰囲気のいい道を進みます。



こういう眺めほんと癒される〜

そして変更第一目標地点に到着！　その実力、見せてもらおう！




天然記念物
「吉部の大岩郷」

『おー！』



これは見事ー！



大岩郷、岩海の名称そのままです！

以前夏に広島付近で岩海を見た時は、夏草で結構覆われて岩の存在感が
イマイチでしたが、ここは岩の密度と言い、すごく見ごたえがありました！

ちなみに本日はティナ＆ミナ姉妹にご同行いただきましたｗ



「やったー！　初のお出かけがミナと一緒だなんて最高だね！」
「相変わらずテンション高いよね、ティナ…」
「もー、いい加減”ティナお姉ちゃん”って呼んでよ〜」

この組み合わせでのお出かけも初ですので、例によって妄想に新たな刺激がｗ



「ひゃー　でもほんとすっごいねー、ミナ！？」
「う、うん、私もこういうのは初めて見るかな。」

山の中のこの部分だけ樹木がなく開けて、まさに川のように岩が流れている感じです。
んー、不思議だな〜。

「自然の芸術っ、すばらしいね！ミナ！？」
「う、うん」

期待以上の良い景色ですごく満足しました☆　次は工事中だった「万倉の大岩郷」を間近で見たいな！　そちらはここより岩のスケールがかなり大きいらしいので、期待大です。工事が早く終わらないかな〜。

天然記念物「吉部の大岩郷」を後に北上し…

『わおー！』



国定公園「秋吉台」へ！



駐車場に車をとめ、カルスト台地を散策だぜ！



「えへへへ〜　ミナとお散歩デートーっ☆」
「あはは…」



「やっほー☆　最高だね！」

「ちょ、ティナ、危ないよ！（汗）」



「それにしても真っ黒。焼け野原だね」

野焼きが終わった後で、まるで巨神兵になぎはらえー！された感じですｗ



夏は青草に覆われ、石灰岩があまり見えない美しい草原ですが、
野焼き後の岩の露出具合は物凄いです！　こんなにあったのか！



「なんだかすごく別世界！」
「この景色に青空が不釣合いな感じすらするね。」



午後の日差しがまたきれいで！



はぁ〜　雄大なるかなカルスト台地！



「ミナとこーんなすっごい場所に来れて幸せ！　ミナも私と来れて幸せだよね！？」
「あはは、そうだね…」

なんだか美希＆瑞乃姉妹の逆パターンになってしまったｗ
そんな一方通行のラブ姉妹と一緒に、１時間半ほどかけて秋吉台の遊歩道をのんびり歩きましたとさ。
んー、大自然、満喫した！

秋吉台を後に、これまた北上ー。この時間なら萩の海岸できれいな夕日が拝めるはず！

”ここから１３キロ、マジで道狭いから。乗用車でも離合超ムズイし。
いいか、通るなよ、絶対通るなよ！　引き返して広い道走れよ！”



そんな事言われたら、狭路好きとしては行くしかありませんｗ



きれいな道してるだろ。国道なんだぜ？

４００番台の国道にはよくあること！

個人的には余裕の範囲内でしたが、普通の人は確かにちょいと引く道かもしれません。
やー、山口の行政はすごく親切だなぁと感心しました。



そして萩に到着〜
カーナビを忘れたので、白壁の城下町をさまよいました。
海岸はどこだー！

そうこうして、



ついたー！　海に沈む夕日を楽し…

「遅かったみたーい。」
「あーあ。」

なー！



いいよ、こうして波の音を聞きながら、だんだんと暗くなっていく様を楽しもうじゃないか。

ｻﾞｻﾞｰﾝ ｻﾞｻﾞｰﾝ

時間が止まって、何もかも忘れてしまえそうな、そんな光け

「ミナ！今日は楽しかったね！　おねーちゃんすっごく楽しかったよ！
ミナとずっと一緒で最高だったよ！　ミナもでしょ！？」

「え、あ、うん。そうだね、楽しかったね。」

「だよねー！！！　また一緒に連れて行ってもらおうね！」

「今度はアンネと行きたい、かな…」

「もー、ミナったら照れちゃってかわいい！♪
そんなウソつかなくてもいいってばー☆」

「え、あは、あはは…」



ミナさん、お疲れで様した（笑）

そんなこんなで、この後は長門湯本で温泉に入ろうとしたものの、カーナビを忘れていたので素通りしてしまい、美祢の道の駅で温泉に入り、コンビニ弁当をタウンのエース内で食べて、午後１０時半に帰り着きましたとさ。ほんとお天気が最高で、午後からとはいえ素晴らしいお出かけとなりましたｗ